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デジタル設備検証からロボットオフラインプログラム、バーチャル試運転まで一貫した生産技術システムを確立

FASTSUITE は、工場全体の3D シミュレーションを可能にするハイパフォーマンス、各種の解析機能による不具合の早期発見、最適化機能により生産設備の成立性検証をシームレスに行えるようにします。これにより生産性向上に大きく寄与しています。

プロジェクト詳細

2016 年から「デジタルトライ」システムの構築を目指して、数社のソフトウェアの評価検討を開始した。ロボットを使った溶接装置のデジタル適用業務からオフラインティーチングシステムまでの一貫したシステムとして「FASTSUITE Edition2」を2017 年6 月に採用した。

それまで直面していたロボット動作パス作成の手戻りやレイアウト検討時の重複作業などの課題を解決して、実機ロボットプログラム出力までの一貫システムを目標通り達成した。

プロジェクトの目的と難点

7 軸ローラーヘミングシステム

ヒロテック独自開発の7 軸新型ローラーヘミングシステムは、省スペースで多様なワークの搬入出が可能であり少量多品種から大量生産まで対応可能です。

  • コーナー部の高速処理や可動範囲の拡大を実現
  •  サーボ外部軸によりローラーが加圧軸を中心に回転可能
  •  取付を45 度傾けている
  •  加圧力は内蔵コイルバネにより押込み量を調整

FASTSUITE は高度なカスタマイズ開発が可能なため、ユーザー要望に沿って外部軸を持つ7 軸の自動パス生成機能を開発できた。

  •  ヘム範囲の選択や曲げ角度の設定が簡単
  •  7 軸目の値を自動計算 、 OLP 工数を大幅に短縮 
  •  ツールの向きをを補完しなめらかな動作に

 

 

納品前の試行回数とリードタイムを削減

ヒロテックが目指している付加価値バリューは、設備据付後に行っている実機ロボット及び実機PLC プログラムの検証確認を据付前に机上のパソコンで完成させることである。


期待効果は、

  •  設備のクラッシュがなくなり、トラブルを未然に防ぐ
  •  国内、海外工場の設備立ち上げ時の出張費の低減
  •  ラダープログラムのエラーデバッグテストの回数を増やす
  •  機械設計者と電気設計者間のコラボレーションツールになる

さらなるメリット:

  •  長期休暇期間しか出来なかった設備の変更工事が週末の期間で可能 
  •  実機仮設によるトライが不要、解体も不要になり納期短縮・低コストを実現

”FASTSUITE Edition 2 は史上初. FASTSUITE Edition 2 はシミュレーションベースのエンジニアリングプロセス製品です。 ”  (セニットジャパン株式会社 東 良昭)

実際の工場設備のデジタルツインを提供し、設備リソースの信号駆動とビヘイビアモデルを実現します。 

  • FASTSUITE Edition 2 はモーションコントローラー (例、ロボット)、またはロジックコントローラー(例、PLC)と接続できる。
  •  内蔵CENITモーションコントローラーはレイアウト検討とロボットオフラインプログラミングで利用。
  •  高精度のサイクルタイム検証には、外部VRC (バーチャルロボットコントローラー)をソフトウェアインループで接続可能。
  •  バーチャルテスト実行検証には、外部実コントローラーがハードウェア で接続可能。

ヒロテックとのデジタルツインプロジェクトにおいて、次のステップを楽しみにしています!

成果確認

ヒロテックは、CENIT 社が開発を進めていた「バーチャル試運転機能」について、開発段階からユーザー目線でのバリュー評価検討をサポートする戦略パートナーとして協力してきた。 このプロジェクトの実証成果は 、2019年12月東京で開催された国際ロボット展でのセニットブースで発表され、多くの 自動車OEM からその実現性や有効性について問合せが入っている。

「生産設備インテグレーターとして、ロボットプログラムとPLC プログラムを同時同一環境で検証できるシステムは、国際競争力向上の上で非常に重要な要素であった。
Industry4.0 や製造IoT に関して、研究開発をしているCENIT 社からこれらの技術情報を得ることは有益であった。 特に、CENIT 社のソフトウェアは、国際標準規約のAutomationML やOPC-UA をすでにサポートしており、ハードメーカーやソフトメーカーに依存しないで、異機種による最適な統合生産システムを構築できると確信している。(
装置技術部長 荒二井 秀治氏)

ヒロテックは、世界有数の自動車部品の量産サプライヤーであり、また生産設備のシステムインテグレーターとして、世界トップレベルの技術力を有しているグローバル企業です。ヒロテックは、広島に本社を置き、そのグループは、世界8 ヶ国16 社の拠点があり、常に最新のデジタル技術を生産技術分野の革新に活用しているパイオニア企業です。

主な課題

  • ”ディジタルトライアル" システム構築し、ディジタルファクトリツイン。

 成功への鍵 

  • FASTSUITE Edition 2 はモーションコントローラー (例、ロボット)、またはロジックコントローラー(例、PLC)と接続できる。
  • 内蔵CENITモーションコントローラーはレイアウト検討とロボットオフラインプログラミングで利用。
  • 高精度のサイクルタイム検証には、外部VRC (バーチャルロボットコントローラー)をソフトウェアインループで接続可能。
  • バーチャルテスト実行検証には、外部実コントローラーがハードウェア で接続可能。

結果

  • ディジタルファクトリツインにより、試行回数と納期にかかる時間が削減されます
  • ヒロテック7軸ローラーヘミングの自動パス生成を完全にサポート
コンタクトパーソン:

Yoshiaki HIGASHI, Director CENIT Japan, K.K. - Linkedin

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成功事例ロボットローラヘミングデジタルツインオフラインプログラムバーチャル試運転自動車ホワイトボディ
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